保育士が安心して何でもチャレンジできる環境を作っていきたい

ソラスト成増 粂園長

ソラストの保育は、子どもたち一人ひとりとしっかりとかかわっていくことができる、保育士みんなで子どもたちをみていくことができる複数担任の少人数編成クラス制です。子どもたちが自ら成長しようとする力を見守り、安心して過ごせる保育を実践しています。そのために、園長として保育士一人ひとりの個性を生かし、子どもたちとしっかり向き合う環境を大切にしています。

保育士がのびのび働き、互いに高めあえる関係作り

保育士から相談されればもちろん答えますが、園長として、こちらからやり方を提示することは少ないです。ぶつかることがあっても、各クラスで解決することが大切なので、園長の意見だから・・・ということにならないよう、保育士や子どもたちに問題がおこる可能性があることでなければ各クラス担任に任せます。子どもたちのもう一つの我が家をつくっていくのは自分達だと自覚を持って保育に取り組んで欲しいので。

各クラスのリーダーが中心となって、どうしたらそれぞれの意見をまとめてよりよい方向に進めるか、いつも会話し考えてくれています。相手の意見を汲み取ってクラスをまとめていってくれているので、それをフォローすることでお互いに高め合い、成長できる関係作りができています。
それぞれの個性を生かしながら働いて欲しいので、若手の保育士も自主性を持って、「自分なりの保育」を追求して欲しいですね。社内外の研修を受講してもらったりと、保育士の学びたい気持ちも応援しています。

"働きやすさ"はチームワークで実現できる

職員のチームワークは特に大切にしていて、保育士同士の会話はすごく多いと思います。言葉で伝える習慣を大切にしているので、手伝って欲しい時にそれを伝えることができていたり、自ら進んで助けようとする声かけも多いですね。ありがとうと声をかけている場面が多いこともチームワークがいいからだと思っています。

職員の負担になるものの一つが書類作成だと思いますが、皆で協力して時間内に終わらせるようにしています。働きやすさに力を入れているので、産休育休から戻ってくる職員も多いですよ。元気で明るい職員が多いですね。
また、保育士の人数が多いため、子どもたち一人ひとりとしっかり向き合うことができています。働きやすい環境は保育士の人数が多いこと、保育士同士のチームワークがよいことに支えられています。

それぞれの個性を保育に生かす

保育士は若手からベテランまで年齢の幅が広く、男性保育士も勤務しています。いろいろなタイプの保育士がいていいと思うんです。保育士の個性を大切にしているので、「このやり方で」と押し付けることはしません。お互いの意見がぶつかることがあっても目指す方向は同じで、すべてはそこに暮らす子どもたちのために何ができるか。まずはお互いの意見を否定せず受け入れること、常に感謝の気持ちを忘れずありがとうと言葉にすることが重要ですね。
子育て真っ最中の職員、子育てを終えたベテラン職員、入ったばかりの若手職員が一緒に保育をするので、自然とお互いから学ぶことができると思います。

職員の多種多様なアイデアで多種多様な食育

食育には力を入れていて、安全な材料にこだわった給食は保護者の皆さまにも喜んでいただいています。
給食スタッフが調理前の野菜を子どもたちに見せたり、室内でしいたけを栽培したりしています。0歳児から、食材そのものに触れたり匂いを嗅いだりしています。成長段階に合わせて野菜を割いてみたり、かつおぶしからとっただしを飲んでみたり、八百屋さんに買い物に行くというイベントを行ったり、子どもたちに体験を通じて食への関心を深めてもらうために、職員がそれぞれ知恵を出し合っています。
だしを飲む体験をした時は、お茶をだすような小さい袋にかつおぶしを子どもたちがそれぞれ詰めて自宅に持ち帰り、親御さんとそのお話をしたりご家庭でもやってみたりと、つながっていく食育も大切にしています。

また、給食の試食会で保護者の皆さまに食べていただいたり、地域の公開保育で離乳食の作り方や試食会を行ったり、子育て支援の面でも食育に力をいれて取り組んでいます。給食スタッフも保育士も創意工夫をこらしながら新しいことへのチャレンジができる環境があるので、職員は楽しみながら仕事に向き合っていますね。

園長の醍醐味は、すべての成長にかかわること

子どもたちとの触れ合いを大切にしていて、子どもたちはいきいきとした笑顔で過ごしています。子どもたちが安心して過ごしているからこそ、保護者の皆さまにも安心してもらえるのだと思います。色んな不安を聞きながら、寄り添いながら保護者の皆さまを少しでもサポートしたいですね。
そのために、先生たちが安心して何でもチャレンジできるように、失敗してもその失敗をフォローできる園長になりたいです。安心して子どもたちが過ごすことができる保育園を地域の保育拠点として、今後も地域で安心して子育てできる環境を作っていきたいです。